2018年に発売された『新型ポルシェカイエン』のスペックや評価・試乗・内装・外装・ターボの評判を2019年最新情報でまとめてご紹介します。
ポルシェが開発した新しいスポーツカーとして登場したカイエンは3代目となり、これまで以上に愛用者が増え続けているポルシェの看板人気車となりました。
そして、今回新たに追加された新モデル『カイエンEハイブリッド』にはPHVが搭載され、燃費は30km/hを超えるなど環境性能の高さもアピール。
乗ってみないとわからない素晴らしさをポルシェは多いと言われていますが、実際に試乗で体験した私がレビューさせて頂きます。
もちろん他の方達のレビューも紹介するので参考にしてくださいね!
ポルシェの新型カイエン試乗レビューや評判のまとめを知りたい方は是非参考にしてくださいね!
Contents
新型ポルシェカイエンの概要
出典元:https://www.porsche.com/japan/jp/models/cayenne/
2002年にポルシェ初となるSUV車として販売されてから、80万台近く販売されたカイエンの3代目にあたるモデルが2018年発売の新型カイエンです。
ボディーサイズは以下の通り。
- 全長:4918mm
- 全幅:1983mm
- 全高:1696mm
このようになっており、先代のカイエンよりも全長や全幅はアップし、高さは9mmだけ低くなりました。
ボディサイズが大きくなりましたが、軽量化にも成功していて、先代から65kgスマートになるなど好材料が豊富なんですね。
それ以外にもエクステリアやインテリアなど細かく変更されており、非常に魅力的な車になっています。
カイエンとマカンの違いを知りたい方はこちらでまとめています。
『ポルシェ新型カイエン2018』外装・エクステリアは?
出典元:https://www.porsche.com/japan/jp/models/cayenne/
新型カイエンは先代のデザインを受け継ぎながらフロントグリルやLEDが散りばめられたヘッドライトなど、誰が見ても高級車と思えるエクステリアです。
ヘッドライトが点灯した状態で正面から見ると、ハッキリと配光がわかりスタイリッシュなデザインはポルシェの開発陣のセンスが伺えます。
また、先代と大きく違うボンネットには2本のラインがデザインされており、より立体感が生まれているんですね!
出典元:https://www.porsche.com/japan/jp/models/cayenne/
リアはパナメーラにも似たようなデザインで、テールレンズは新型ポルシェ911と同じデザインになっています。
また、ハイスペックモデルのポルシェターボでは、空力性能を伸ばす専用エアロが採用されており、最上級モデルとわかりやすいデザインなんですね。
ちなみに、新モデルのカイエンEハイブリッドにはブレーキキャリパーが緑色になっていて、こちらも他のモデルとの違いが一目でわかるようになっています。
『ポルシェ新型カイエン2018』内装・インテリアは?
出典元:https://www.porsche.com/japan/jp/models/cayenne/
内装は高級感漂う大型タッチスクリーンインゴテイメントシステムが、雰囲気を一気に上げています。
黒とベージュを基調とし、落ち着いたインテリアデザインと、ダッシュボードの上に凛と佇むアナログ時計は見事です。
また、新型からシフトノブのデザインは大幅に変更されました。
パーキングレンジが独立し、パーキングに入れる際には独立したボタンを使う事になります。
出典元:https://www.porsche.com/japan/jp/models/cayenne/
5人乗りのSUVですが、ボディサイズも大きいので、後部座席はゆったりと余裕があります。
同じくラケッジルームも広々としており、後部座席を倒せばアウトドアに使う道具や大きな買い物など積む事も可能です。
新型カイエンEハイブリッドではモーターを積んでる分、気になるスペースですが、ラケッジの床下に配置され他のグレードと変わらずスペースが確保されているのも嬉しいポイントになります。
『新型ポルシェカイエン』の価格は?
価格は以下の通りで、最安値で976万円からの購入が可能です。
- カイエンベースモデル:9,760,000円
- カイエンS:12,880,000円
- カイエンターボ:18,550,000円
- カイエンEハイブリッド:13,000,000円
このような車両本体価格となっていますが、ポルシェはオプションでの装備が非常に多いので、見積もりを出しにいくと、あれよあれよと金額が増えてしまうのはあるあるですよね!
ある場所に展示されていたカイエンSは車両価格とオプションや経費で16,000,000円を超えていたので、金額をなるべく抑えたい方にとっては色々と悩むところです。
中古販売価格は?
2018年に発売されたカイエンも(調査時2019年2月)既に中古車販売されています。
しかし新古車なので最安値でも支払総額1,072万円でした。
発売からある程度の時期がたっていますが、人気で満足度が高いからか、なかなか所有者の手から離れる事はないのでしょう。
また、こういった理由もポルシェカイエンのリセールバリューが優秀な点に影響しています。
数年間乗っても高額な買取金額がつくので、直ぐに手放す方も少なくなって当然なんですよね!
『新型ポルシェカイエン』の発売日は2018年 2020年にEVスポーツが発売
出典元:https://www.porsche.com/japan/jp/models/cayenne/
ポルシェが新しく追加したモデル『カイエンEハイブリッド』を発表し、発売日は2018年7月21日に決まりました。
このポルシェ・カイエンEハイブリッドは2017年に3代目としてフルモデルチェンジを果たしたカイエンをベースに開発され、高いポテンシャルと環境性能を兼ね備え、優れた燃費を実現したモデルです。
カイエンEハイブリッド以外に。
- カイエンベースモデル
- カイエンターボ
- カイエンS
こちらも同時期に発売されるので、楽しみにしているユーザーは多数いらっしゃいました。
また、2018年はポルシェの生誕から70周年ということもあり、イベントでは2020年に完全『EVスポーツ』モデルを日本でも発売する事を名言し、大変盛り上がったんですね!
2019年は弟分であるマカンの発売もありますね!詳しくまとめているので参考にしてください。
納車日はいつ?
2018年の発売当初は納車の遅延などもあったそうです。
この方は2018年3月にカイエンSをオーダーしたそうですが、6月の生産に入っているはずなのに8月を超えても連絡が無かったそうで、結局予想していた時期よりも大分遅れてしまいました。
やはり新型車は想定していた生産スピードから大きくずれてしまうことがどうしてもあります。
最初の受注が予想を超える数なら、早々に予約していない方はトップの人から大きく差が生まれてしまいますし、仕方のないことなんですよね!
とはいっても、現在は発売からある程度の時間が立っていますし、新古車も登場してきていますから新車であってもそこまで待つことはないでしょう。
新車発売の瞬間だと予約から1年弱待たされるケースもありますから、車の購入は本当に冷や冷やしますよね。
新型ポルシェカイエンのスペック・パワートレインは?
まずベースモデルとなる新型カイエンには
- パワートレイン:3.0リッターV6ターボエンジン
- 最高出力:340ps/450Nm
- 最高速度:245km/h
- 0~100km/h:6.2秒
このようになっています。
カイエンS
- パワートレイン:2.9リッターV型6気筒ツインターボエンジン
- 最高出力:440ps/550Nm
- 最高速度:265km
- 0~100km/h:5.2秒
- とエンジンがダウンサイジングされていますが、ツインターボが採用されることで、440psと550Nmを発生させています。
カイエンターボ
- パワートレイン:4.0リッターV型8気筒 ターボエンジン
- 最高出力:550ps/404kW
- 最高速度:286km/h
- 0~100km/h:4.1秒
新型カイエンの中でも最高スペックモデルのカイエンターボはもはやピュアスポーツカーともいえるハイスペックでベースモデルのカイエンと比較しても0~100km/hで2.1秒短縮されていて、まさしく最上級グレードで乗り手を虜にさせるほどです。
新モデルのカイエンEハイブリッド
- パワートレイン:3.0リッターV型6気筒ガソリンツインターボ+PHV
- 最高出力:エンジン340hp・モーター136hp 合計462hp,最大トルク71.4kgm
- 最高速度:253km/h
- 0~100km/h:5秒
こちらはPHVを搭載し、先代モデルよりもさらに進化させたパワートレインを搭載したことで更に、燃費の向上も成功しています。
0~100km/h加速はなんと5秒で、最高時速253km/hという決してファミリーカーの枠に留まらない、新しいスポーツカーのようなスペックです。
新型ポルシェカイエン燃費は悪すぎてやばい?
実燃費は7~8km/Lあたりの口コミが多く、ランドクルーザー4.6リッターV8エンジンのZXが実燃費6km/Lですから比較すると、カイエンの方が良い結果となります。
また、カイエンにはPHVモデルもありますから、燃費を気にする方はポルシェカイエンS プラグインハイブリッドがオススメですね!
ビッグSUV車ですから、10km/L未満の燃費でも致し方ない部分が多いですが、燃料タンク容量は75~90Lなのである程度連続で航続することは出来そうです。
新型ポルシェカイエンの試乗レビュー・評価は?
出典元:https://www.porsche.com/japan/jp/models/cayenne/
こちらでは私が実際に乗ったことで感じたことや、気づいたことをインプレッションしたいと思います。
今回乗ったのは『ポルシェS』です。
ポルシェのカイエンSに乗ると、まず感じる事はインテリアの充実度でした。
充実というのは、洗練されたスタイリッシュなデザインで、運転席に座った瞬間に伝わる高級感。
運転をしていて楽しいと思わせる要因は、なにも走行性能だけではなく、車の室内による演出は非常に大事だと思います。
それを黒とベージュで彩られた皮のダッシュボードから、真ん中にはあえてアナログ時計を置くシンプルな設計は、カイエンの開発陣に脱帽するしかありません。
シフトノブも変更されており、パーキングスイッチがシフトノブに取り付けられるなど、メカニックなシステムが更に好感を持てました。
もともと、車といえばクーペが1番優れたデザインだと思っていた私にとって、心を揺さぶられるほどのエクステリアも魅力の1つです。
乗り心地は実にスマート
運転してみると、まず驚くのが軽量化されたカイエンのスマートな走りでした。
ポルシェのパナメーラより重たいので、乗る前は期待していませんでしたが、アクセルを踏み込んだ時の滑り出しはストレスを全く感じさせないフィーリング。
さらに、曲がる時のロールも少なく路面をしっかりと拾いながらも、突き上げがほぼ無い印象。
これはスポーツカーを開発し続けるポルシェの技術力が作り上げたもので、足回りは高く評価できるポイントです。
また、ターボエンジンにしてはエンジンサウンドが静かに思えましたが、SUV車と考えれば納得は出来るでしょう。
カイエンのディプトロニックも高評価
乗り心地としてもう一つ気になっていたディプトロニックはパドルを操作してからの反応も抜群で、気持ちよく変速されるので非常に楽しく操作が出来ます。
SUVでファミリーカーとして乗る方でも、あえてパドルシフトでの操作が増えるのではないかと思うぐらいです。
これは新開発の8段ATとの相性が良いのでしょう。
総合評価をするなら最高の一台
エクステリア・インテリア・走行性能など、全体を総合して評価するなら間違いなく『買い』の一台だと思います。
エンジンは静粛性もありながら、ポルシェが得意な高回転域では刺激的で躍動感が高いスポーツカーへと様変わり。
そして運転中のパドルシフトは反応抜群で加速時やエンブレと、毎回使いたくなるような気持ちの良さを体感させてくれます。
更にフットワークも軽くフル加速をしても、綺麗に真っすぐ伸びていくような感覚を味わう事が出来る点も嬉しいポイントで、路面をしっかりキャッチしながら吸い付くように走る感覚は、是非みなさんにも体感して欲しいです。
ベースグレードのカイエンと比べると、間違いなくオススメなのはカイエンSでしょう。
せっかくのポルシェですから、静粛性はあっても、その先に潜むスポーツマシンとしての顔が薄くては勿体ないと思います。
カイエンとカイエンSでは0~100km/hが1秒違うなど、フルアクセル時の反応も全く違うので、パワーやギャップがある車が好きな方はカイエンSが良いのではないでしょうか。
新型ポルシェカイエンの試乗はどこでできる?
ポルシェの試乗は基本的に正規ディーラーで行う事が出来ます。
ただし、他に試乗を希望している方が多いと、乗れない可能性もありますので、事前の予約をするとスムーズに試乗する事が可能になるようです。
また、土日よりも平日の方が確実に乗れますね!
新型ポルシェカイエンに試乗した人の評判・口コミ
いけめんびんわんでーらーまんからカイエンの試乗許可を貰った! pic.twitter.com/1u9xiFSfvi
— ざましょ(空冷欲しい) (@shou__zama2) 2018年7月28日
ベースグレードではありますが、新型のカイエン試乗させていただきました!!
やはりSUVという名のスポーツカーですねこれは。さすがはポルシェ。 pic.twitter.com/bamzth26vr— リョースケ🚗Tokyo (@Ryooosuke964) 2018年10月27日
カイエンの試乗を友達としてきた
いい意味でSUVの常識が通じなかった— しーなありさ@暇の極み (@sina_arisa204) 2018年11月3日
カイエン試乗。SUVなんて要らん!と言い続けていた夫が「なんやこれめっちゃええ!欲しい!」と言っている笑。 pic.twitter.com/MeNrqlCO1n
— Mina-ポルシェブロガー (@Mina_Panamera) 2018年9月24日
評判は非常に高く、試乗させるだけで虜になっている方が多い印象。
私も実際に乗った身なので共通意識がありますが、ポルシェカイエンはSUVという名のスポーツカーです。
見た目だけでは伝わらないカイエンの走行性能や乗り心地を是非体感してみてほしいです。
乗って損は無いので是非試乗してみてくださいね!
新型ポルシェカイエンターボの評判は?
出典元:https://www.porsche.com/japan/jp/models/cayenne/
出典元:https://www.porsche.com/japan/jp/models/cayenne/
新型ポルシェカイエンの最上級グレードであるターボ。
スペックは前述していますが、おさらいでもう一度紹介します。
- パワートレイン:4.0リッターV型8気筒 ターボエンジン
- 最高出力:550ps/404kW
- 最高速度:286km/h
- 0~100km/h:4.1秒
このように、カイエンターボにはツインスクロールのターボチャージャーが採用されており、このパワートレインから発生するパワー、トルクは圧倒的な性能を秘めています。
そんなトルクは770N・m/1,960-4,500rpmと同じモデルでありながら他のグレードとスペック差は大きく開いています。
また、0~100km/LもSUV車なのに4.1秒を誇り、スポーツカーと遜色ない数値をマークしています。
もしSUVを選ばない理由の中に
- 動きがもっさりしている
- 車体が重い分加速で満足感を得られない。
という方がいれば、是非カイエンターボに乗ってみてください。
これまでのSUVに対する概念はアクセルを踏んだ瞬間に全て無くなることでしょう。
スポーツカーと同じ走行性能を持ちながら、ラゲッジコンパートメントはSUVですから非常に優秀で広いスペースが確保されています。
運転席、助手席はもちろん後部座席の方も快適な居住空間を確保していて、最大1,680Lにもする事が可能です。
新型ポルシェカイエンの評価
まだまだ語り足りませんが評価をまとめると以下のように評価させて頂きました。
仕方のないポイントとはいえ、価格がベースモデルと比較しても高額になってしまう点や、オプションで装備されるものが多いので更に金額が上がってしまうのは残念なポイントです。
とはいってもポルシェなら当たり前の流れですから費用対バランスも考えて3.5にさせて頂きました。
デザインは誰でも魅了できる強さ、特徴的なフロントフードなど、どの角度から見ても最高評価じゃないでしょうか。
また、走行性能も圧倒的なパワーとスピードを併せ持っていて、SUVとスポーツカーの良いとこどり。
言葉が悪くなってしまいますが化け物モンスターカーだと思います。笑
総合評価は☆4.5とさせて頂きましたが、価格が気にならない方は間違いなく買いだと思います。
カイエンターボのライバル車はそうそう見つかるものじゃありません。
新型ポルシェカイエンまとめ
ポルシェの新型カイエンに試乗。想像以上に静かで、ポルシェを運転している実感がなかった。パナメーラとはかなり違う印象。 pic.twitter.com/8gcpa5FWyt
— NORI (@kabutrader_nori) 2018年7月29日
今回は、ポルシェ新型カイエンのスペックや試乗のレビューをご紹介していきました。
3代目となった、新型カイエンは一目でカイエンだと思えるような佇まいをするエクステリアから、乗りての気持ちを高めるインテリア、そして走行性能と3拍子揃ったSUV車に仕上がっています。
そんなSUVというカテゴリーを完全に超越した走りは、是非みなさんも試乗して、五感で味わって頂きたいと思いますので、迷っている方は早速試乗にいってみてくださいね!
また、念の為ですが事前予約をする事で、行って乗れなかった悲しい思いをしなくて済みますのでオススメです!
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