新天皇パレードのオープンカーはセンチュリーカスタム!祝賀御列の特別仕様?

新天皇 パレード オープンカー

新天皇が即位で行われるパレードに使用されるオープンカーは、厳しい選考基準のもとトヨタ・センチュリーに決定いたしました。

 

もともとセンチュリーにはオープンカーモデルは販売されていないので、特注品ということになり、さらに通常の販売されている状態から性能を格段に上げたカスタム車となるようです。

 

そんな御料車に選ばれたオープンカー型のセンチュリーはどうやって選ばれたのか、また特別仕様のカスタムはどのような手が加えられているのか知りたい方はお見逃しなく!

 

新天皇パレードは2019年10月22日

新天皇 パレード オープンカー

出典元:https://www.nikkei.com/article/

 

2019年の4月30日を最後に『平成』元号が幕を閉じ、翌日5月1日から新元号に変わります。

 

また、今回は生前退位というケースであったため、202年ぶりに天皇即位の予定が決まっているんですね。

 

そして2019年の10月22日には

  • 即位礼正殿の儀
  • 祝賀御列の儀

が予定されていて、2019年に限り国民の祝日となっています。

MEMO
祝賀御列の儀がパレードとなっています。

 

このパレードには、御料車と呼称される専用車が用いられ、オープンカーモデルになっていて一般人からもお姿を拝見しやすいようになっているんですね!

MEMO
このオープンカーはご成婚の祝賀パレードでも使用されます。

 

今回は予定されている事もあり、事前に使用される御料車の協議が行われていましたが、厳正な審査のもとトヨタ・センチュリーに決定されました。

 

次に、なぜトヨタ・センチュリーはどんな車なのか、なぜ選ばれたのかを詳しくご紹介していきますね。

 

新天皇パレードのオープンカーはトヨタ・センチュリーのカスタム車に決定!

天皇陛下 車 ナンバー

2019年10月22日に行われるパレードに使用される車は、トヨタ・センチュリーの屋根を撤去するなどカスタムを施しオープンカーの特別仕様にします。

 

ちなみにトヨタ・センチュリーを軽く説明すると、トヨタ自動車が販売している最高級乗用車のことで、販売価格は1,960万円~となっています。

 

販売価格が物語るように、センチュリーには拘り抜いた内装や高級感溢れる質感、乗車中も快適でお金持ちの社長が運転手を雇って乗るような車なんですね。

新天皇 パレード オープンカー

出典元:https://toyota.jp/century/grade/

 

また、『センチュリーは何があっても絶対に壊れてはいけない』という強い信念を込められた車でもあり、トヨタがいかにプライドを掛けてセンチュリーを作り出しているかがわかるエピソードも非常に多いんですよね!

MEMO
今回は脱線してしまうので割愛させていただきます。

 

ちなみに、今回のセンチュリーは最初から決定していたわけではなく、他のメーカーにも打診をしていたようなんです。

 

祝賀御列の儀のオープンカー(御料車)選考基準は?

今回の御料車を選ぶにあたって、1993年6月9日の『皇太子同妃両殿下の結婚の儀』でも使用されたロールス・ロイス コーニッシュⅢを再び使用する案と、新車を購入する案などが検討されたようです。

 

そして最終的にはロールス・ロイスの老朽化などもあり、新車を購入する案で決まったそうです。

 

また、新車の購入といっても条件(選考基準)が以下のように掲げられました。

 

  • 国内で入手可能な車
  • 車列を組む他の車両より車格が高くサイズも大きい
  • 後部座席に一定の広さを確保
  • 安全性能(衝突安全・自動ブレーキなど)が高い
  • 環境性能(燃費・排出ガス浄化性能など)が高い

 

このように、国産車とはいってませんが国内で入手可能や天皇がご乗用するわけですから安全性能なども厳しめの基準があったんですね。

 

 

  • 更に、上記の条件に加えて以下の点も考慮する必要があることも発表されました。
  • 後部座席にご乗車になる天皇皇后両陛下のお姿が沿道などから見えやすい車
  • 環境物品など調達に関して、内閣府本部が定める方針に合致すること
  • 車体強度の確認、試験走行等を十分に行った上で儀式までに余裕をもった期日で確実に納車される見込みがある
  • 用途に支障をきたすことのないよう良好な整備・保守サービスを継続的に受ける体制が整えられていること
  • 儀式終了後の有効活用や日常の保守管理が容易であること

 

つまり、パレードは一般の方が多人数来られるので、遠い沿道からでも見えやすいオープンカーモデルで、しかも安全性能だけでなくパレード中にトラブルが起きる事のない車がベストであるということですね!

 

そして、パレードだけではなくその後も御料車として使用する事ができる車であることも条件になっています。

 

御料車の予算は8,000万円

上記で紹介した条件を予算8,000万円の中でクリアできる企業を検討し、以下の6社に打診したようです。

  • トヨタ
  • ホンダ
  • 日産
  • ロールス・ロイス
  • メルセデスベンツ
  • BMW

この中で、BMW以外の5社から条件に対して話があったようですが、更なる厳正な審査のもと最終的にトヨタのセンチュリーに決まったのでしょう。

 

トヨタのセンチュリーは2018年にフルモデルチェンジした新型センチュリーになる可能性が高いですが、こちらの販売価格が1,960万円~となっていますので、そこへオープンカーにするための費用や、安全性能の更なる向上などが行われます。

 

既に御料車としてセンチュリーが採用された事もありますが、天皇陛下がご乗用として使用しているセンチュリーロワイヤルは5,200万円ほどなので、予算を含めてセンチュリーとセンチュリーロイヤルのどちらがベースになるのかも気になるところですね!

 

国産車じゃない場合もあった?

天皇は日本国と日本国民総合の『象徴』と規定されていますから、ご乗用になる車も国産車だけに限ると思いきや、上記のように国産車以外にも打診をしているんですよね!

 

歴代の御料車でも紹介しているように、天皇陛下の御料車はロールス・ロイスやベンツの時もありましたし、それは国と国との親密な友好関係が形になっている事もありました。

 

今回のような厳しい条件での審査を、世界でもトップのメーカーで比較した時に、トヨタの最高級車センチュリーが選ばれたのは、世界のトヨタと言える証だと思います。

MEMO
高貴な方が乗る車を製造するのは安全性能など全てを兼ね備えてなければならないので、非常に高度な技術力が必要になるんですね

 

新天皇パレードのオープンカーのまとめ

免許証 住所変更 住民票

今回は10月22日の新天皇パレード車についてまとめてご紹介していきました。

 

このパレードに使用する天皇陛下の御料車を選ぶ基準には、安全性能だけではなく、祝賀であるため沿道からでもご乗用の姿が見られるような車であることなどの条件も入っています。

 

ですのでオープンカーが採用されているんですね!

 

選ばれたトヨタ・センチュリーにはオープンカーモデルはありませんが、8千万円の予算の中でカスタムされるので、そのエクステリアも楽しみです。

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

error: Content is protected !!