免許証の『紛失』での再発行の方法や、その間は運転できるのか、悪用・ペナルティについてもわかりやすくご紹介します。
免許証は常に携帯している方が多く、財布に入れていることが多いと思いますが、財布を無くしてしまって免許証も行方不明になる方は年間でもかなりの人数がいらっしゃるようです。
また、個人情報がビッシリ入っていますから、なるべく早く再発行をしなければなりませんが。
下手すると、紛失した免許証を使って悪用する人もいますから、こちらでご紹介する免許証の紛失した時の動きや、再発行の方法を是非参考にしてみてくださいね!
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免許証『紛失』したらどうなる?
運転免許証を紛失した時、個人情報も入っていますし、とにかく焦りますよね!
ですが安心してください。
運転免許証は有効期限内ならいつでも再発行をする事が可能です。
ちなみに、この有効期限内というのは、免許証の更新が1ヵ月以内になっている方は、紛失している状態でも、再発行ではなくそのまま更新の手続きとなります。
ですので、通常通り更新手続きを行う事になりますが、場合によっては紛失届が必要な事もあるので、そちらを行ってからの手続きになるんですね。
再発行の手順は以下で詳しく解説していきますが、まずは紛失した事による、『悪用』の可能性や『ペナルティ』についてご紹介していきます。
免許証『紛失』で悪用される場合もある
免許証がなくなってしまうと、まず焦るのが身分証明書として利用する事が多いからです。
運転をあまりしないからといって、再発行を後回しにしてしまうとその間に、悪用される可能性がある事を気にしてみてください。
例えば他人の免許証を使って考えられる悪用は以下のようになります。
- 携帯電話の契約
- 消費者金融の契約
- 闇金の契約
- クレジットカードの発行
- 銀行口座の開設
これら以外にも、免許証という多方面で活用できる身分証明書があれば、色々な事に悪用されてしまうんですね!
例えば消費者金融への契約を勝手にされてしまった場合、請求をされるのは免許証の持ち主になってしまいますから大変です。
このように、悪用されてしまっては大変ですから、紛失をしたら真っ先に再発行の手続きを行うか、『信用情報機関』へ申告をしましょう。
また、免許証の再発行は、時間外ですと行う事ができませんので、まずは交番などで『遺失届け』を出してくださいね!
免許証『紛失』でペナルティはある?
免許証の紛失をすると気になるのが、ペナルティや罰則金、また違反点数などです。
1回の紛失だけでなく、中には複数回の紛失をした方もいらっしゃると思います。
- 2回目からはペナルティがある?
- 違反点数がある?
と気になっている方も多いんですね!
こちらについては、ペナルティは無いが正解です。
ですので、再発行にかかる費用は出費になってしまいますが、違反点数や反則金を支払う必要はありません。
ちなみに、下記でも詳しくご紹介しますが、免許証を紛失した状態で運転する事は違反になってしまうので、再発行をするまでは運転しないようにしましょう。
免許証『紛失』で運転はできるか
免許証を紛失した時に運転をすると『免許証不携帯』となり、罰則金3,000円を納めることになります。
免許不携帯とは、道路交通法の決まりで、警察に提示を求められたときに免許を持っていないと違反となるものです。
その場合、反則金が3,000円となりますが、違反点数は0点になっており、軽い処罰として分類されています。
とはいえ、再発行をするまでは常に免許不携帯となってしまい、免許を所有していたとしても、運転する時は免許を持つことが義務付けられているので、必ず乗らないようにしましょう。
ですので、免許の再発行に行く際は、バスや電車などの公共機関を利用して行くと良いですね!
免許不携帯と無免許運転の違いは?
免許不携帯と無免許運転は、いっけん同じ免許がない状態と捉えることができますが、全く違う扱いとなっています。
まず、免許不携帯は先ほども解説したように、免許を取得している方が不携帯で違反になるものです。
対して無免許運転は、免許の取得をしていない方が運転した時の違反となり、違反点数25点に加え、3年以下の懲役または50万円以下の罰金が科せれます。
さらに、2年間は免許を取得できなくなるんですね。
無免許運転は刑事罰が非常に重いのが特徴です。
また、免許を取得した方であっても、免許の更新を行わないと免許が失効となり、気づかないうちに無免許運転になっていたケースもありますので、免許証の有効期限はしっかりと確認する事が大切になります。
免許証『紛失』した時の再発行・再交付の方法は?
上記でも解説したように、免許証を紛失した場合、まず悪用されないように交番などで、遺失届の手続きを行うか、再発行・再交付の手続きをする必要があります。
トラブルに巻き込まれてからでは大変ですから、なるべく早く行く必要がありますし、再発行に必要な書類が揃っていないと手続きをする事ができません。
ですので、以下の。
- 再発行・再交付ができる場所
- 再発行に必要な物
2つを詳しく解説していきます。
必要書類さえあれば再発行にかかる時間は長くないので、なるべく早く行いましょう。
免許証『紛失』した時の再発行場所は?
出再発行・再交付を行える場所は、以下場所になります。
- 警察署
- 運転免許センター
- 運転免許試験場
まず、警察署に行く場合は、ご自身の住所を管轄する警察署でのみ再発行手続きを行う事が可能です。
また、警察署では基本的に『運転免許課』での手続きとなります。
次に、運転免許センターと運転免許試験場ですが、こちらはご自身が住んでいる都道府県によって、手続きが行える場所が定められています。
警察署と違い、日曜日に手続きを行える場合もありますので、土日しか時間が取れない方は確認してみましょう。
こちらで『免許証の手続きを土日に行える施設』をまとめていますので、是非参考にしてみてくださいね。
免許証『紛失』で再発行に必要な物は?
免許証を紛失した時に、再発行をするためには以下の書類などが必要となります。
- 運転免許証再交付申請書
- 運転免許証紛失・盗難てん末書
- 申請用写真1枚(縦3cm×横2.4cm)
- 本人確認書類
- 印鑑(認印)
まず『運転免許証再交付申請書』と『運転免許証紛失・盗難てん末書』は、受付で用意されているので、施設に行ってから見つけて記入してください。
わからなければ受付の方に聞いてみましょう。
申請用写真は、場所によって必要であったり、必要でなかったりしますが、必要の場合はサイズが『縦3cm×横2.4cm』で、
最後に本人確認書類ですが、運転免許証が無い場合は以下のものです。
- 健康保険証
- 年金手帳
- マイナンバーカード(通知カードは不可)
- パスポート
- 住民票
これらのいずれかを本人確認書類としてお持ちになってくださいね。
免許証『紛失』のまとめ
今回は、免許証を紛失してしまった時に運転できるかや、注意点や再発行・再交付の方法をまとめていきました。
まず、悪用されないようにする手続きは、すぐに手続きができるなら再発行。
出来なければ遺失届の手続きを交番などで行ってください。
最近はインターネットでも遺失届が出せところもあるので、速やかに行うと良いでしょう。
また、盗難の場合は盗難届の手続きを行ってくださいね!
盗難の場合は、盗難届を発行していない場合、再発行の手続きが行えない場所もありますので、その場合は先にやりましょう。
そうすることで、手続きだけではなく、トラブルに対するリスクを減らす事ができますね!
最後まで読んで頂きありがとうございました!
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