ディーラー車検ぼったくり説について検証！見積もりが全然違う？

ディーラー車検の”ぼったくり”説や、他の車検業者と見積もりが全然違う理由についてわかりやすくご紹介します。

車検は車を維持するうえで、どうしても高額な出費になってしまいますよね。

お金を節約しているのに車検が迫ってくると、せっかくの貯金も台無しになってしまうから、少しでも安く済ませたいと誰もが考えるはずです。

そんな時にディーラー車検やその他の見積もりを比較すると、驚きの金額差だった経験がある方も多く、中には『ぼったくり』と感じている方もいらっしゃいます。

なぜディーラー車検はぼったくりと言われてしまうのか、詳しく解説していきますので参考にしてみてくださいね！

ディーラー車検とは？

車検とは、自家用車を新車購入から3年後、それ以外の場合は2年毎に受ける義務がある検査の事です。

難しい説明は省きますが、車を乗っている方は必ず行わなければいけない車検で、ある程度のまとまったお金を出費する事になりますよね！

そして、車検を受ける事が可能な場所は、国から指定・認定された工場を有しているか、委託できる場所でなければいけません。

選択肢としては以下の通りです。

1. ディーラー
2. 車検フランチャイズ店
3. ガソリンスタンド
4. カー用品店
5. 民間整備工場
6. ユーザー車検

このように車検を受ける時の選択肢はいろいろあるんですね！

そして、中でも特に利用者が多いのが『ディーラー車検』となります。

ディーラー車検はその名の通り、自動車メーカーが行う車検のことで、いわゆる正規店となるので安心感が強いのが特徴です。

ディーラー車検はぼったくり？

上記ではディーラー車検の利用者が一番多いことを説明しましたが、『ディーラー車検はぼったくり』だ！

と聞いたり、実際に受けて経験した方もいらっしゃると思います。

口コミや感想を覗いてみても、時々そのような反応を見るので、なぜぼったくりだと感じる方が多いのかを検証していきます。

まず、私はこれまでにいくつもの車を所有してきたほど、車好きで何回も車検を通してきました。

その中で、特に最初のうちはお金もありませんでしたから、車検の出費を少しでも抑えるために格安で作業時間が短くスピーディーな車検を受けていたんですね。

ディーラーの車検の見積もりと、格安の車検フランチャイズ店では大きな金額差がありましたので、当然安い方を選択していたわけです。

このような体験から、ディーラー車検の見積もりを見るとぼったくりと解釈する人が少なからずいることも納得ができます。

では、なぜディーラー車検は割高に感じてしまうのでしょうか？

ディーラー車検が高い理由

私が車を乗り始めた当初、車検の際に見積もりを出したディーラーと、格安車検との比較をした際に割高に感じましたが、現在はディーラー車検も用途によって利用するようになりました。

それは、ディーラー車検の徹底した検査のチェックと、なにより自動車メーカーブランドの信頼性があるからです。

また、ハイブリッド車や電気自動車には、独自の整備システムが必要な場合も多く、そのための設備が整っていないところでは整備がおろそかになってしまう事も理由の一つです。

ディーラーは常に最新の設備を完備し、自社ブランドの車が少しでも安全に走行できるように、整備をしますし、予防整備といって交換しなくても車検は通る部品でも劣化があるので、早めに交換して大きな事故を防ぐ作業も行います。

ですので、念入りに整備をして貰いたい場合はディーラー車検を通すようにしているんですね！

ただし、この予防整備やシステムを持っているため、整備費用が割高になってしまうデメリットが存在するのも確かですし、ここが『ぼったくり』と言われてしまっている原因なのでしょう。

つまり、車検は一時的に大きな出費になるので、家計にとっても厳しい方は少しでも抑えたいのに、色々なパーツを交換されて割高になってしまったり、人件費も少し割高な分、損をした気分になってしまう方が多いんですね。

こちらでは『ディーラーの車検は高い？メリットや費用の値引き交渉術を伝授！』をまとめているので参考にしてみてください。

ディーラー車検は早めの部品交換が鉄則

予防整備の話をもう少し詳しく説明すると、例えばブレーキパッドは3万キロの時に交換が必要だった場合、車検を通す段階で2万キロを超えていると、ディーラーでは予防整備のために交換する事をオススメします。

もちろん交換しなくても車検を受けて通す事はできますが、ディーラーの信念からすると、2年で2万キロだとすると、このペースではブレーキパッドが次の車検（2年後）まで保ちませんから交換するといった流れです。

定期的に整備をしない方にはアリ？

日本の国産車は、世界中の自動車メーカーの中でも特に、故障しずらく安全性の高い車です。

ですので、車検の時にしかパーツを交換しない方でも、故障とは無縁で乗り続けている車も多いです。

しかし、例えば先ほど例にあげたブレーキパッドを車検毎に交換をしていた場合、3年～4年目には耐久年数を超えてしまいますから危険な状態になりますよね。

このような方にとっては、予防整備をする事で少しでも安全に走行するための整備をしていると考えると、一概にぼったくりとは言えないのではないでしょうか。

なので普段から整備を行わない方には、ディーラー車検で厳しいチェックを行った上での部品交換は安全に乗るため、そして大きなトラブルを引き起こす前の保険でもあると言えるんですね。

ディーラー車検以外はぼったくり？

これまでにディーラー車検のぼったくりについて解説していきましたが、ディーラー以外ではどうなのか気になりますよね。

まず、ぼったくりのリスクはどの車検工場でも可能性があります。

全国には車検を通せる工場が非常に多く、中には純正品と偽って実は中国製の部品で交換していた業者や、ユーザーがわからなそうだと判断すると、余計な部品を交換したり、整備費用をぼったくる業者も実際におり、トラブルになった事例が多く報告されているんです。

とはいえ、もちろん全うに作業を行っている業者も星の数ほどありますし、最近はネットの普及によって悪い口コミや評価がすぐにわかる時代でもあるので（必ずしも口コミで判断してはいけませんが。。）、目立った不正は少ないのかもしれませんが身を守るためにも入念な準備は必要だと思います。

もしあまり時間がない方や、面倒だと思う方は、安全を買う意味でもディーラー車検が良いでしょう。

車検でぼったくりに合わないためにはどうすれば良い？

車検でぼったくりに合わない方法は、上記でも解説している『見積もり』を請求し、他の業者と比較したり、なぜこの金額なのかを聞く事が大切です。

理想は車に詳しい方と一緒に見積もりを依頼する事が良いですが、それが出来ない方も多いと思います。

ですので、時間をたっぷりと使い余裕ある行動が大切なんですね！

車検は1ヵ月前から受ける事が出来ますが、見積もりを依頼するだけならそれ以前から可能ですし、比較するためにもいくつかの箇所から見積もりを受け取ってみてくださいね！

こちらでは『ディーラー車検の時間・日数はどれぐらい？早く終わらせたい場合は？』をまとめていますので是非参考にしてみてください。

ディーラー車検ぼったくりのまとめ

今回は、ディーラー車検のぼったくりや、悪徳業者に合わない方法についてご紹介していきました。

ディーラーの車検は安心感と厳しい検査基準のため、整備費用が割高になっている傾向にあります。

これが他の業者と比較すると高い金額なので『ぼったくり』と感じる方がいるようです。

ただし、メーカーのブランドがありますから、実際の整備費用や工賃に対してぼったくりをするディーラーは絶対にありません。

車検専門業者はコストカットを徹底し、作業の効率化をすることで車検にいち早く通す事が可能な代わりに、ディーラー車検ほどの整備はしないんですね。

みなさんも自分の用途にあった車検方法を、時間に余裕をもって選んでみてくださいね！

最後まで読んで頂きありがとうございました！