観光公害(富士山/鎌倉/京都)の事例や原因は?論文や英語の言い方も検証!

観光公害,富士山,鎌倉

日本だけでなく世界中で問題となっている「観光公害」についてご紹介していきます!

 

現在、10連休まっただ中ということで、観光地にはたくさんの観光客が押し寄せているようです。

 

特に外国人観光客等に人気の富士山・鎌倉・京都での事例や原因についても合わせてお届けしていきます。

 

そして、観光公害についても論文や英語では何ていうのかも気になるところですよね。

 

「観光公害」が起きている富士山や鎌倉・京都などの事例や原因などについて知りたい方はお見逃しなく!

観光公害とは?

 

訪日外国人客(インバウンド)の数が2011年から右肩上がりで増加しています。

 

しかし、観光客が急激に増加したことによって、いたるところで「観光公害」とでもいうべき現象が引き起こされるようになっているそう。

 

その「観光公害」とは、観光客がもたらす様々な弊害を郊外に例えた表現なんだそうです。

 

例えば

  • 車両乗り入れによる震動・騒音・排気ガス・渋滞
  • ゴミの投棄
  • プライバシーの侵害
  • 受け入れのための開発や景観破壊
  • 環境破壊
  • 文化財や遺跡の痛み

などが含まれるようです。

 

観光公害とはうまいこと例えたなと思いました。

 

“公害”という言葉を使うほど、深刻だということなのでしょうね。

 

「観光公害」が流行語に選ばれるの日もそう遠くないような気がします。

 

観光公害の事例は?

 

観光公害が最も顕著に見ることができるのは、やはり日本を代表する観光都市となっているようです。

 

たくさん観光地がありますが、そのうちの

  • 富士山
  • 京都
  • 鎌倉

について、観光公害の事例をご紹介していきます。

 

富士山

 

富士山には多くの外国人登山者が訪れていてます。

 

外国人登山者のマナーなどについて、たびたび改善の必要性があると指摘され、富士山の事業者の多くが外国人登山客の受け入れに関してトラブルを抱えているそうです。

 

まずはごみ問題で、「寝床に大量のゴミをのこしてしまう」「トイレにゴミを置いて行ってしまう」などがあります

 

トイレに関しては、山頂に糞尿まみれのトイレットペーパーが垂れ流されているのだとか。

 

山頂にやっとたどり着き美しい風景が広がっているのかと思いきや、上記のような光景が広がっていると思うと愕然としますね。

 

私だったらショックでしばらく立ち直れないのではないかと…。

 

やはり、マナーの悪さが目立つという事でしょうか。

 

鎌倉

 

電車や路線バスが混雑し、住民の通勤通学に支障が出ているそうです。

 

特に鎌倉と藤沢を結ぶ江ノ電は、観光ピーク時には乗車待ち時間が1時間を超えることもあるのだそう。

 

実際、私が通勤中にこのような事態に遭遇してしまったら、イライラしてしまうだろうな…と思います。

 

上記のツイッターの画像でもわかりますが、線路内に入って写真を撮っている方までいますね。

 

これは“鉄道営業法37条”で、みだりに立ち入ることは許されないことになっていますので、罪となりますね。

 

その他、マンションの空き部屋などを提供する民泊物件でも、利用者の騒音やゴミ放置などのトラブルが相次いでいるようです。

 

京都

 

外国人のゴミのポイ捨てや飲食店への持ち込みといったマナー違反が京都でも目立つようです。

 

そして、居酒屋では食器や灰皿を持ち帰ったりするケースもあるようです。

 

その上、ほとんど注文せずに長時間居座る方もいるんだとか。

 

その他、私有地での写真撮影や立ち小便など、有り得ないマナー違反が目立つようになっているそうです。

 

事例を調べてみましたが、驚きとショックを隠し切れません。

 

もはやマナー違反と言うよりも、犯罪に近いものがあるのではないかと思ってしまいました。

 

住民の方を思うと胸が痛くなります。

 

観光公害の原因・定義は?

 

観光公害の原因は、訪日外国人が爆発的に増えたことではないでしょうか。

 

2011年の622万人から右肩上がりで増加し、東京オリンピックの開催で政府が掲げる4000万の達成も現実味を帯びてきたんだそうです。

 

観光公害の原因となっているのは外国人だけはなく、日本人旅行者にも当てはまります。

 

日本人旅行者によるマナー違反や迷惑行為も少なくないんだとか。

 

2018年の日本人国内のべ旅行者数は1億4752万人で、2018年に日本を訪れた外国人観光客は、前年より8.7%増えて3119万2000人となっています。

 

訪日外国人と比べて、日本人旅行者はこれだけの人数が旅行しているので、原因は日本人にもあるといえるのではないかと思います。

 

とはいえ、日本を訪れた外国人は日本のマナーやルールを知らないことが多いため、それが様々なトラブルを引き起こしているのは事実です。

 

観光公害については、外国人観光客が増えたからだとは一概に言えないのではないかなとも思いましたが、とても難しい問題ですね。

 

この観光公害については、これからの日本の課題の一つなのではないかと思います。

 

観光公害の論文や英語では何ていうの?

 

観光公害を英訳すると「tourism pollution」で、意味は「観光汚染」となります。

 

しかし、海外では一般的な言葉にはなっていないそうです。

 

過度な観光客の集中により観光地への負荷が懸念される事態が生じることを「overtourism(オーバーツーリズム)」と呼んでいます。

 

外国では、スペインやイタリア、サウジアラビア、中南米などが観光公害を受けているのだそう。

 

世界遺産登録地における観光公害を登録を認定するユネスコに「“殺す”の接尾辞 cide」を付けて、「unescocide」意味は「ユネスコによって殺された」という造語まで登場したそうです。

 

論文については、調べてみましたがはっきりとしたことは判明しませんでしたが、財団法人アジア太平洋観光交流センターの「第14回 観光に関する研究論文」というものがありました。

 

63ページに及ぶ長い論文となっているようです。

 

ネットの反応・口コミ

 

 

 

 

 

 

観光地での外国人のマナーの悪さが目立つようなツイートがたくさん見られました。

 

一方で、マナーが悪いのは外国人観光客だけではないというものもありました。

 

その通りだと思いました。

 

確かに外国人観光客が目立つのかもしれませんが、日本人の中にもマナーの悪い人はたくさんいらっしゃいます。

 

国などでしっかりと罰則を決めて、対策をとってほしいと思います。

 

まとめ

 

「観光公害」が起きている富士山や鎌倉・京都などの事例や原因を含め、論文や英語では何ていうのかについてご紹介しました。

 

観光公害は日本ではなく、世界中で問題となっていることがわかりました。

 

富士山や鎌倉・京都での事例を調べてみましたが、驚くようなことばかりでした。

 

この観光公害は観光客一人一人がしっかりとマナーを守れば、徐々に解決して行く事なのではないかなと思いました。

 

来年には東京オリンピックも開催されますし、皆が気持ちよく観光・生活できるように対策を立ててほしいと思います。

 

 

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