大津市民病院人材不足で分娩休止!原因や退職と今後の対応や産婦人科とクレームや病院長は誰?

大津市民病院が人材不足を主な理由とし、分娩休止を発表しました。

 

出産するためには病院が欠かせないのになぜ分娩休止となってしまったのでしょうか。

 

原因や今後の対応を含め、病院長についてもまとめています。

 

実は日本中で問題になっている医師不足は思った以上に深刻で、とうとう国民への影響も出始めているんですね。

 

市立大津市民病院が人材不足で分娩(お産)を当面休止

地方独立行政法人・市立大津市民病院(大津市本宮2丁目)が6月1日から当分の間、院内での分娩(ぶんべん)(お産)を休止することが15日、分かった。産婦人科医の退職が相次ぎ後任が確保できないためで、受診者には近隣で分娩できるよう他の医療機関を紹介するという。
昨年度の分娩実績は218件。同病院は「ご迷惑をおかけする。態勢を整えて、再開できるよう努めたい」としている。
同病院によると、6人の産婦人科医のうち1人が3月末に退職し、さらに2人が5月末に退職することになった。大学医局に医師の派遣を要請しているが、全国的な産科医不足もあって後任が決まらないという。

出典元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190416-00000003-kyt-soci

滋賀県大津市にある医療機関の大津市民病院が、産婦人科医の半数退職により適切な対応が取れない状況となり、分娩を当面休止する運びとなりました。

 

産婦人科医は全国的にも不足しており、今回のように休止になる病院が後を絶たない状況になるとも言われています。

 

このように、日本にとって深刻な人材不足ですが、改善へなかなか向かっている気配がありません。

 

産婦人科の離職率と就職率が非常に少ない事の原因について更に詳しく次にお伝えしていきます。

 

産婦人科 人材不足の原因はクレームで離職率が高い?

大津市民病院が分娩を休止した主な原因は産婦人科医の人材不足とされています。

 

人材不足の原因は上記でも少し触れているように、そもそも人材が確保できていない状況。

 

もう1つに人材が離職してしまう状況があるそうです。

 

日本の産婦人科医が全国的に不足な状況の背景には、以下のような理由があるようなんです。

  • 仕事内容が医者の中でも有数の激務
  • 訴訟されるリスクが高い

このように、産婦人科医の人材不足のため、1人あたりの業務量がとても多くあるところでは月に300時間の労働を強いられている方もいるそうなんですね。

 

これでは負担が大きくなってしまい、身心に不調が出てしまい辞めてしまう方が増えるのは当然でしょう。

 

もう1つの原因は、訴訟リスクが高いという実態

 

詳しく説明すると非常に長くなってしまうので、ざっくり説明させて頂きますが、お産には少なからずリスクがあり医療の発達によって救われる事も多くなったそうですが、それでもリスクはあるんですよね。

 

それでもお産は病気ではないという患者の認識からか、適切な処置を施していたとしても母子共に健康でない場合に訴訟される率が高いそうです。

 

また、出産は嬉しいこと、という認識からも上記のように適切な対応をしていたにも、残念ながら母子共に健康ではない時には訴訟リスクが高いんだとか。

 

これらを根本的に解決するには人材を確保し、少しでも負担を減らすことで間接的に患者への負担も減るはずです。

 

このように実は日本の問題の中でも特に深刻でいち早く改善に向かわなければ危うい状況となっています。

 

今後の対応は?

現在受診中で6月以降に出産を予定する妊婦66人には、他病院を紹介する。周産期医療を担当する滋賀県健康寿命推進課は「近隣の医療機関でカバーできる」とみている。分娩以外の婦人科の診療などは続ける。
同病院は、生活保護受給世帯などを対象に市が出産費用を助成する「助産制度」の指定施設。市内には他に指定施設がないため、休止の間、制度利用者は他市の指定病院で出産することになるという。
同病院は2017年4月、大津市が100%出資して地方独立行政法人に移行した。分娩の休止は産婦人科を開設した1949年以来初めて。

出典元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190416-00000003-kyt-soci

このように、現在受診している方で6月以降に出産する予定の方へは、他の病院を紹介し転院して頂く方向です。

 

転院先の病院ですが滋賀県大津市にある、大津市民病院近辺でカバーできるそうなので、そこについては安心しても大丈夫でしょう。

 

また、分娩以外の婦人科についてはこのまま診療を続けるようです。

 

市立大津市民病院の病院長は若林直樹

出典元:https://och.or.jp/about/greet/

 

大津市民病院の病院長は『若林直樹』さんです。

 

2019年4月1日から前任『片岡慶正』さんから引き継ぎ就任しています。

 

大津市民病院は地方独立行政法人ということでですから、市が設立している法人です。

 

地域の住民への対応を第一に考えているはずなので、今回の判断も周りの医療機関でカバーできたからこそ実施されたのでしょう。

 

兎にも角にも、いち早く人材を確保して頂き、患者にとっても医師にとっても負担のない仕組みづくりを行っていただきたいですね!

 

ネットの反応・口コミ

 

まとめ

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今回は大津市民病院が分娩を当面の間休止するとの件について問題をまとめていきました。

 

深刻な医師不足、そして産婦人科は特に人数の確保が出来ておらず、全国で問題を危惧されています。

 

理由は

  • 労働の激務
  • 訴訟リスクの高さ

上記でもお伝えしましたが、このように身心共に削られる現場では医師が育たないばかりが辞める方が続出するのは当然です。

 

国がリードしていち早く改善していただきたいと強く願います。

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